切手買取業者による買取方法には「出張買取」「宅配買取」「持込買取」があります。多店舗展開している業者は店舗買取が主流ですが、無店舗型の業者は出張買取や宅配買取が多いです。
ここではそれぞれの買取り方法の特徴とその流れを説明します。それぞれの目的に合わせた買取方法を選択しましょう。
出張買取
引越し整理で出てきた何冊もの切手ブックや、何年もかけて収集した切手コレクションを売却など切手の量が多くて持ち運ぶのが大変だったり、梱包時に切手が傷んでしまうのが不安な方には出張買取がおススメです。
この買取方法には次のようなメリットがあります。
1)電話一本でこちらの都合のよい日時に、業者が自宅まで直接買い取りに来てくれる。
2)玄関先で直ぐに現金化してもらえる。
3)査定員と対面なので、切手の相場に詳しかったり、相見積もりを取っていたりすれば買取価格アップの交渉もできるし、買取価格についても詳しく説明してくれる。
4)男性を自宅に招き入れるのに抵抗がある女性やお年寄りでも、女性の査定員を指名できたり、また玄関先までしか上がってこないことを確約してくれる業者もある。
以上、悪徳業者には当たるデメリットはありますが、信頼できる業者を選べばとても便利な買取方法なので、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
出張買取の流れは次のようになります。
問合せ・申し込み
電話またはメール(Webフォーム等)で問合わせます。
買い取ってもらいたい切手の詳細を電話で話します。
出張・訪問
業者が出張できると判断した場合は日程の調整が行われ、
予約日時に買取に来てくれます。
出張料は無料のところが多いです。
査定・見積もり
目の前で査定(無料)が行われ買入金額が示されますが、
金額の折り合いが付かなければキャンセルできます。
この場合、キャンセル料はかかりません。
買取成立・現金支払い
金額に納得できれば買取が成立します。契約書を交わして、
その場で現金を受け取ります。
この際、パスポートなど本人確認書類の提示が必要です。
宅配・郵送買取

国内どこからでも梱包して送るだけなので便利です。送料を着払いで負担してくれたり、宅配キットを無料で配布してくれる業者もあります。宅配キットとは、切手を入れるボックスと買取申込書、着払いの配送伝票が一式セットになったものです。無料で配布してくれる業者もありますから、切手を入れる箱や袋がない場合に申し込むとよいでしょう。
宅配買取のデメリット
宅配・郵送買取買取の流れは次のようになります。
問合せ・申し込み
電話またはメール(Webフォーム等)で問合わせます。
その後、買い取ってもらいたい切手の調査を電話で行います。
梱包・発送
買取書類一式が届いたら、必要事項を書き込み、
本人確認書類のコピーとともに品物を梱包して送ります。
着払いで送料を負担してくれる業者もありますが、
宅配キットであればそれに梱包します。
査定・見積もり
業者側に品物が届くと、すみやかに査定が行われます。査定料は無料です。
その後、買取金額が電話かメールにより知らされます。
その金額で納得できれば買取成立となり、できなければキャンセルとなります。
通常キャンセル料はかかりませんが、品物の返送料は負担する場合がほとんどです。
買取成立・入金
買取が成立すれば指定の口座に買取金額が振り込まれます。
即日入金されることも多く、振り込み料は負担してくれる業者もあります。
また現金書留による送金を選べる場合もあります。
店頭・持込買取
売りたい切手を店舗や事業所に直接持ち込んで買い取ってもらいます。自宅や会社の近くに店舗があればとても便利な買取り方法です。店舗であれば好きな時に持ち込めますが、状況によっては買取りに時間がかかります。
一方、事業所への持ち込みは、事前に切手の詳細を伝えて、日時を予約することが必要です。そうすれば待ち時間もなくスムーズに査定してもらえます。どちらも対面でしっかりと査定内容を聞けるうえ、その場で現金を受け取れるメリットがあります。
店頭・持ち込み買取の流れは次のようになります。
店舗・事業所へ持ち込む
店頭買取の場合
売却したい切手を営業時間を確認のうえお店へ持ち込みます。
ほとんどの場合予約の必要はありません。
事業所買取の場合(無店舗型業者)
電話またはメール(Webフォーム等)で問合わせます。
事業所へ持ち込みたい切手について電話で調査が行われます。
買い取りまでの流れや、持ち込める事業所についての説明がされるので、
持ち込み希望日時に予約を入れます。
その後、事業所へ売りたい切手を持ち込みます。
査定・買取金額
目の前で査定が行われます。買取金額が提示されるので、
納得するかキャンセルするかを伝えます。
ほとんどの業者でキャンセル料・査定料の負担はありません。
切手の量が多い時などは、一時預かりになる場合があります。
買取成立・現金化
買取が成立した場合は契約書にサインをして、現金にて買取金額が支払われます。
その際、本人確認書類の提示が必要です。
そして最後になりますが、切手を買い取ってもらうには、古物営業法により運転免許証、健康保険証、パスポート、住民票(発行から3 か月以内の原本)など本人を確認する書類が必要です。